レンタルサーバーとは?プロの現役エンジニアがわかりやすく解説

レンタルサーバーとは何なのか?どんな種類があるのか?その特徴なども合わせて解説します。

そもそもサーバーとは何か?

ホームページを運営するには何らかのかたちでサーバーが必ず必要になります。

そもそもサーバーとは、ホームページなどを表示するのに使われる「ファイルの保管や、さまざまな計算処理」の役割をするコンピューターマシンです。個人パソコンの業務用バージョンだと思ってください。

大抵の場合、大きなサーバー専用の収納ラックの中に数十台~数百台規模でマンションのように収納されています。

一台一台のコンピューターの多くは平べったい形をしていることが多く、1つのラックの中に縦に数台~数十台が積まれています。


出典: DELL

このようなサーバーのラックは専用のデータセンター(iDC)と呼ばれる施設の中に置かれています。

出典: 日経XTECH

レンタルサーバーとは?

サーバーのイメージはおわかりいただけたと思いますが、ではレンタルサーバーとはなんなのでしょうか?

マンションの購入と賃貸に例えるのが分かりやすいかもしれません。サーバーのラックがマンション1棟、サーバー1台がマンションの中の1戸だとします。

マンションの部屋を自分で購入するのは覚悟も必要で価格的にも大変です。
実際にサーバー1台で数万~数十万円しますし、データセンターの利用料もたった1台で数万円~と非常に高額です。

一方、賃貸(レンタル)なら気が楽です。月々数百円から利用可能なレンタルサーバー会社も多くあります。

サーバーもマンションの部屋と同様で賃貸にすると契約期間も短く、価格も少額から利用することができるのです。特にサービスのサーバーはどのくらいの期間利用するかわからない場合が多いので、ある程度の企業でないとレンタルしている場合がほとんどでしょう。

レンタルサーバーの種類

レンタルサーバーの主な種類は以下の通りです。
どれも一長一短で以下3つの要素のバランスを取ることになります。
全てを満たすサーバーは今のところありません。

  • 価格
  • 性能・スペック
  • 自由度

以下に利用対象者も含めた比較表にまとめてみたので、参考にしてみてください。

種類 説明 特徴 対象
専用サーバー 1台のサーバーを1人で占有する。
(1戸を自分だけで使う)
○他者の負荷などの影響を受けない
○設定など自分の好きにできる
△管理面で自分でやることが増える
×高額になる
上級者
共用サーバー 1台のサーバーを何人かで利用する。OSも共有。
(1戸をさらに共有するルームシェア。キッチン・バス・トイレも共有)
○価格が安い
×他者の負荷の影響を受けやすい
×設定など制限がある
初心者
仮想専用サーバー(VPS) 1台のサーバーを何人かで利用する。OSは別で見た目だけは専用サーバーに見える。
(1戸をさらに共有するルームシェア。キッチン・バス・トイレは別)
○価格が安い
○設定など制限は少ない
△管理面で自分でやることが増える
×他者の負荷の影響を受けやすい
中級者
クラウドサーバー サーバーのスペックを自由に変えられる専用サーバー。
(使う部屋の広さを自由に変えられる)
○他者の負荷の影響を受けない
○設定など自分の好きにできる
△管理面で自分でやることが増える
×高額になる
上級者

参考

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