おすすめの人気WordPressレンタルサーバー比較8選
始めてホームページ(Webサイト)やブログを作る時、一番最初にやることは「レンタルサーバー選び」です。この記事では「とにかく自分に一番おすすめのレンタルサーバーを知りたい!」という方向けに、目的や条件ごとにレンタルサーバーを比較検討できるように解説していきます。
レンタルサーバー選びの「結論」
【比較表】全レンタルサーバーまとめ
サービス名 | 公式 | ランキング | 総合評価 | コメント |
安さ (コスパ) |
お試し (無料体験) |
性能 (表示速度) |
サポート (解決しやすさ) |
使いやすさ (初心者) |
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エックスサーバー | 公式へ |
鉄板の人気No1!性能や安定性で選ぶならコレ!
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ConoHa WING | 公式へ |
初心者が使いやすさで選ぶならコレ!性能も抜群
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シン・レンタルサーバー | 公式へ |
エックスサーバー系列。安さで選ぶならコレ!
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ロリポップ | 公式へ | ||||||||
mixhost | 公式へ | ||||||||
ヘテムル | 公式へ | ||||||||
wpX Speed | 公式へ | ||||||||
さくら | 公式へ |
【選び方①】安さで選ぶならコレ!
安さでレンタルサーバーを見てみると、4社ほぼ横並びですので開催中のキャンペーン次第です。今はそれくらいどこも安いです。現時点でキャンペーンを考慮した最安値は「シン・レンタルサーバー」でした。
サービス名 | 公式 | 総合評価 |
安さ (コスパ) |
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エックスサーバー | 公式へ | ||
ConoHa WING | 公式へ | ||
シン・レンタルサーバー | 公式へ | ||
ロリポップ | 公式へ |
ここ数年、価格競争の影響でレンタルサーバーの価格は一気に下がり、月額数百円で立派なサイトが運営できてしまうというとても幸せな時代になりました。
そういう時代背景もありますので、今は月額数十円~100円にこだわよりも、金額以外の「性能」や「使いやすさ」などの他の要素で自分に合ったレンタルサーバーを選んでみた方がよいと思います。
以下、参考までに現時点での最安4社のキャンペーンの割引やキャッシュバックを踏まえた料金・費用を掲載しますが、内容は随時変わりますので最新の価格は必ず公式ページを確認の上、お申し込みください。
多くの場合、価格は長期契約することで大幅割引になるように設定されています。
サービス名 | エックスサーバー | ConoHa WING | シン・レンタルサーバー | ロリポップ |
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おすすめプラン | スタンダード | ベーシック | ベーシック | ハイスピード |
最新料金を確認 | 公式へ | 公式へ | 公式へ | 公式へ |
キャンペーン内容 | 初回料金最大30%オフ | 初回料金最大62%オフ | 初回料金が半額キャッシュバック(以下反映済) | 契約期間を12ヶ月間延長 |
おすすめプラン 1年間利用時の 平均月額料金 |
880円 | 911円 | 440円 | 825円 |
おすすめプラン 3年間利用時の 平均月額料金 |
693円 | 493円 | 533円 | 550円 |
【選び方②】初心者が使いやすさで選ぶならコレ!
初心者にとってわかりやすく使いやすいのは重要です。使い勝手に関しては「ConoHa WING」が一番でした。
サービス名 | 公式 | 総合評価 |
使いやすさ (初心者) |
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ConoHa WING | 公式へ | ||
mixhost | 公式へ | ||
エックスサーバー | 公式へ | ||
シン・レンタルサーバー | 公式へ |
「ConoHa WING」の管理画面は全てが1つにまとまっていて、直観的に操作することができ使いやすかったです。
「エックスサーバー」と「シン・レンタルサーバー」は兄弟サービスなのでシステム的にはほぼ同様の構成です。契約管理やサーバーパネルがそれぞれ別の画面で独立していて、少しとっつきづらく最初はとまどうかもしれませんが、慣れてしまえば特に問題はないでしょう。
ロリポップはログインまわりがかなり特殊な方式やセキュリティを採用していてとっても面倒です。ログインの仕方がわからない、、という初心者の声もチラホラ・・
【選び方③】性能や安定性で選ぶならコレ!
性能や安定性で選ぶなら不動の人気のエックスサーバーがよいでしょう。
サービス名 | 公式 | 総合評価 |
性能 (表示速度) |
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エックスサーバー | 公式へ | ||
ConoHa WING | 公式へ | ||
シン・レンタルサーバー | 公式へ | ||
ロリポップ | 公式へ |
1ページあたりの表示速度を全レンタルサーバーで計測してみたところ、合格ラインの0.2秒以下に収まったのは「エックスサーバー、ConoHa WING、シン・レンタル、ロリポップ」の4社。
中でもエックスサーバーなら全プランにサーバーの「リソース保障」があるので安定した稼働が期待できます。
その他、レンタルサーバー同士のメモリやCPU性能を比較しても、共有サーバー上はただの参考値でしかありませんし、ディスク容量や転送量なども各社十分すぎるほど搭載しているのでここで性能差としては触れません。
総合ランキングベスト3まとめ
今一度、総合ベスト3をまとめておきます。
サービス名 | 公式 | ランキング | 総合評価 | コメント |
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エックスサーバー | 公式へ |
鉄板の人気No1!性能や安定性で選ぶならコレ!
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ConoHa WING | 公式へ |
初心者が使いやすさで選ぶならコレ!性能も抜群
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シン・レンタルサーバー | 公式へ |
エックスサーバー系列。安さで選ぶならコレ!
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この記事を監修・執筆した専門家
こんにちは!この記事を監修・執筆した私は現役のエンジニアの斎藤はじめと申します。普段はWordPressの開発案件などをメインに担当しています。今でも月間数百万人が訪問する規模のWordPressサイトの運営をしております。WordPressを触らない日はありません。
最新人気レンタルサーバー総合ランキング
当社が厳選した人気のレンタルサーバーの中からランキング順に各サービスを紹介します。
ランキングの評価にあたっては、現役のエンジニアである筆者が実際に契約し、利用&検証した結果を複数項目を採点しました。
【1位】エックスサーバー(XSERVER)
料金・価格の安さ (コスパ) | |
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お試しのしやすさ (無料お試し体験) | |
性能・スペック (表示速度・耐久性) | |
トラブル解決 (サポート体制・情報量) | |
使いやすさ・操作性 (初心者向) |
エックスサーバーは2003年サービス開始の利用者数No.1 !かつ検索上位サイトシェアNo1!の最も使われている安心感と安定した高いスペックが特徴です。
エックスサーバーは利用者数No.1 !検索上位サイトシェアNo1!で、最も使われている安心感と安定した高いスペックが特徴のレンタルサーバーです。数あるレンタルサーバーの中でも最も安定している上位のサービスといえるでしょう。 WordPress高速化技術の「KUSANAGI」を導入しています。また、エックスサーバー社はシン・レンタルサーバーやwpXなどの他のレンタルサーバーサービスも展開しており、その実績データをフィードバックしてさらに「エックスサバ―」の安定性を高めています。 最安プランでもよほどの人気サイトでない限りは問題なく運営できるでしょう。ユーザー毎のスペック(性能)の「リソース保障」という考え方は実はレンタルサーバーで唯一のもので安心の肝になっています。
エックスサーバー(XSERVER)のメリット・デメリット
◎老舗でNo1シェアの安心感 ◎困ったときの情報が多い ◎高性能・安定稼働 ◎表示速度は最高ランク ◎ユーザー毎にスペックリソース保障有り 〇WordPress初期インストール可能 〇クレジットカードなしでお試し可能 △最新の機能リリースには若干消極的 △管理画面が複数あり最初はとまどう
【2位】ConoHa WING
料金・価格の安さ (コスパ) | |
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お試しのしやすさ (無料お試し体験) | |
性能・スペック (表示速度・耐久性) | |
トラブル解決 (サポート体制・情報量) | |
使いやすさ・操作性 (初心者向) |
東証一部上場企業のGMOインターネットが運営。全ての評価において一番バランスがよく及第点以上。最短1時間から利用できる。
ConoHa WINGは東証一部上場企業のGMOインターネットが運営する比較的新しめのサービスです。 全体的に使いやすく初心者にやさしい印象。今回比較した中では管理画面は最もわかりやすくかったです。ページ表示速度も速く、サポート面もかなり手厚く充実していたりとバランスがよくあまり悪い所が見当たりません。 長期契約で料金が割引になったり、永久ドメイン2つ無料になったり何かとお得な「WINGパック」で契約するようにしましょう。
ConoHa WINGのメリット・デメリット
◎最短1時間から契約可能 ◎長期契約で無料独自ドメインが2つ無料 ◎表示速度は最高ランク ◎プラン変更やもしもの混雑時の対応などが柔軟 〇サポートは充実 〇WordPress初期インストール可能 △困ったときの情報は少なめ △支払い方法が少ない △ユーザースペックは非公開。保証ではなく目安 △無料体験はないが時間単位で試せる
【3位】シン・レンタルサーバー
料金・価格の安さ (コスパ) | |
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お試しのしやすさ (無料お試し体験) | |
性能・スペック (表示速度・耐久性) | |
トラブル解決 (サポート体制・情報量) | |
使いやすさ・操作性 (初心者向) |
エックスサーバーによる新サービス。革新性と低価格(コスパの高さ)がウリ。ベースのシステムはほぼエックスサーバーと同様のものを使用しており、最新技術が新機能などが迅速に採用される。アダルトサイトも運営可。
シン・レンタルサーバーはエックスサーバーによる新サービスです。 エックスサーバーが高性能と安定性がウリなのに対して、シン・レンタルサーバーは革新性と低価格(コスパの高さ)がウリです。最新技術が新機能などが迅速に使えるようになる方針のサービスです。 高性能と性能を両方満たしたハイブリッド型のレンタルサーバーと言えそうです。エックスサーバーと同様にWordPress高速化の「KUSANAGI」の技術を導入。アダルトサイトも運営可能な数少ないサービスの1つ。
シン・レンタルサーバーのメリット・デメリット
◎高性能・安定稼働 ◎表示速度は最高ランク ◎アダルトサイトが運営できる 〇エックスサーバーが運営している安心感 〇WordPress初期インストール可能 △スペックはあくまで保証ではなく目安 △比較的新しいサービス △管理画面が複数あり最初はとまどう
【4位】ロリポップ(LOLIPOP)
料金・価格の安さ (コスパ) | |
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お試しのしやすさ (無料お試し体験) | |
性能・スペック (表示速度・耐久性) | |
トラブル解決 (サポート体制・情報量) | |
使いやすさ・操作性 (初心者向) |
ズバ抜けて圧倒的な低価格と初心者向け対応が手厚いのが特徴。東証一部上場のGMOペパボによって20年の運用実績あり。
ロリポップはGMOグループで東証一部上場の「GMOペパボ」が20年以上運営しています。価格も安いですが、1か月から支払えるため初期投資を抑えられます。さらにライトプランという超格安も用意されています。 チャット土日も受け付けていたりサポート面も手厚く、かつネット上の情報量も多いので安心。ユーザーごとのスペックは全て非公開なところがちょっと残念。 プラン変更も即時移行ではないこともあるみたいなのでできれば、最初からハイスピードにしておいたほうがいいかもしれません。
ロリポップ(LOLIPOP)のメリット・デメリット
◎老舗で20年運営の安心感 ◎困ったときの情報が多い ◎サポート受付の手段や時間が多い 〇クレジットカードなしでお試し可能 △マシンスペックが非公開で不明 △ログインの仕組みが使いづらい ×下位プランへの変更が出来ない ×簡単引っ越し機能に不具合が多く、移行先には向かない
【5位】ミックスホスト(mixhost)
料金・価格の安さ (コスパ) | |
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お試しのしやすさ (無料お試し体験) | |
性能・スペック (表示速度・耐久性) | |
トラブル解決 (サポート体制・情報量) | |
使いやすさ・操作性 (初心者向) |
運用実績5年の新しめのサービス。かなり高スペックのプランまで用意されており、アダルトサイトの運営も可能。
ミックスホスト(mixhost)は開始5年ほどの新しいサービスで、他よりも高スペックなサーバーマシンが使えるプランが用意されていることが特徴です。 アダルトサイトも利用可能です。 サポート体制に、すぐに連絡したりリアルタイムで対話可能なものはないため、初心者向けではないかもしれません。
ミックスホスト(mixhost)のメリット・デメリット
◎高スペックな上位プランが用意されている ◎アダルトサイトが運営できる 〇高スペックなマシン 〇表示速度が速い 〇WordPress初期インストール可能 ×サポートの受付がメールだけ ×下位プランへの変更が出来ない
【6位】ヘテムル(Heteml)
料金・価格の安さ (コスパ) | |
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お試しのしやすさ (無料お試し体験) | |
性能・スペック (表示速度・耐久性) | |
トラブル解決 (サポート体制・情報量) | |
使いやすさ・操作性 (初心者向) |
ロリポップと同じ東証一部上場のGMOペパボによる運営実績15年以上のサービス。唯一クレジットカードを登録しなくてもお試し利用ができる。
ヘテムル(Heteml)はGMOグループで東証一部上場の「GMOペパボ」が15年以上運営しています。クレジットカードを登録しなくてもお試し利用ができるのはうれしいところです。 独自ドメインの取得ができず、あまり初心者向けではないかもしれません。
ヘテムル(Heteml)のメリット・デメリット
〇クレジットカードなしでお試し可能 △ユーザー毎のマシンスペックが非公開で不明 ×転送量が弱いので成長したサイトには向かない ×独自ドメインの取得ができない
【7位】wpX Speed
料金・価格の安さ (コスパ) | |
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お試しのしやすさ (無料お試し体験) | |
性能・スペック (表示速度・耐久性) | |
トラブル解決 (サポート体制・情報量) | |
使いやすさ・操作性 (初心者向) |
エックスサーバーが運営する新サービス。他のレンタルサーバーとは違いWordPress専用サーバーとなっている。最短1時間~利用可能だが、長期で契約すると料金はかなり割高になる。
wpX Speedはエックスサーバーによる新サービスでWordPress専用のレンタルサーバーです。WordPressに最適化されており複雑な割引プランなどもほとんどなくシンプル。時間単位の従量課金型だが長期契約だと割高になってしまうのが痛い所です。個人的には今からwpX申し込むなら2021年開始の「シン・レンタルサーバー」の方がおすすめだと思います。
wpX Speedのメリット・デメリット
〇エックスサーバーが運営している安心感 〇時間単位の従量課金で初期費用や契約期間などもない 〇自動プランアップに対応 △スペックの割に料金が割高 △サービスリリースからあまり時間がたってない ×お試し期間がない ×運用していてもwpX Speedのみででるエラーが多い
【8位】さくらのレンタルサーバー
料金・価格の安さ (コスパ) | |
---|---|
お試しのしやすさ (無料お試し体験) | |
性能・スペック (表示速度・耐久性) | |
トラブル解決 (サポート体制・情報量) | |
使いやすさ・操作性 (初心者向) |
さくらインターネットによる紹介する中では一番の老舗サービス。それゆえかシステムやサイトで古さが目立つ。残念ながらページ表示速度測定結果ではダントツで最下位になってしまった。
さくらのレンタルサーバーは利用者数No.2を誇る老舗のさくらインターネットのサービスです。 価格が安いプランが用意されていて、最低支払額が最も安かったです。ただ、管理画面など全体的に使いにくかったり、電話でのサポート(コールバック)がなかなか予約できなかったり、wordpressの機能が不足気味であったりと気になる点が多くありました。 最も致命的なだったのはページの応答速度が圧倒的に遅いところでした。正直に言うと現時点ではおすすめのレンタルサーバーとしては紹介できません。
さくらのレンタルサーバーのメリット・デメリット
◎最も古く老舗で25年運営の安心感 △マシンスペックが不明 ×プラン変更自体ができない ×WordPressユーザーにとって使い勝手はあまりよくない ×表示速度は圧倒的に最低となった ×管理画面のバラバラ画面の複雑階層ですごく使いづらい
レンタルサーバーの基礎知識
レンタルサーバーとは?
そもそもサーバーとは、サイトを表示するのに使われる「ファイルの保管」役割をするコンピューターマシンです。
家に例えるなら、家がある「土地」自体のことで、世界中のサイトやアプリを作る際には必ず必要です。レンタルサーバーとは、そのサーバー(土地)を貸してくれるサービスのことです。ほかの人と一緒に住む賃貸マンションのようなものだと考えてください。
ゼロから土地を買って家を建てるのは大変ですが、マンションを借りるのは簡単なように、サーバーも借りたほうが管理も楽だし安心なので、ほとんどのサイトではレンタルサーバーが使われています。
レンタルサーバー業者はマンション(場所)を貸してくれる「不動産屋」と例えるといいかもしれません。
WordPress(ワードプレス)とは?
WordPressとは一言でいえば「Webサイトをつくるための無料のソフトウェア」です。
ワードプレスは圧倒的な世界シェアNo1
なんと世界のWebサイトの6割以上が採用しているという圧倒的世界No1のシェアを持ちます。
(※2位はネットショップ開設のShopifyでシェア6%)
このことからWordPressは個人ブロガーだけではなく企業も積極的に採用しています。Webサイトの世界は完全にWordPress一強一択状態といってよいかもしれません。
WordPressの特徴
WordPressの主な特徴をまとめます。
- WordPressの利用自体は無料
- 初心者でも簡単にブログやサイトが始められる
- SEOに強い構成でブログやサイトを作れる
- ブラウザさえあればPCからもスマホからも使える
- 膨大なテーマやプラグイン等の拡張機能であらゆる事が実現可能
- スキルや知識さえあれば、直接プログラムを書き換えすら可能な拡張性をもつ
レンタルサーバーの選び方を学ぶ
ではここからはレンタルサーバーの選び方について比較する条件について学んでいきましょう。公式サイトに書かれている内容を理解する上でも役に立つと思いますので、ぜひ読んでみてください。
選び方を学ぶ① 料金の安さで選ぶ
まず、誰もが気になる料金についてです。
基本的にレンタルサーバーの料金は以下の要素から構成されています。
- 月額料金
- 初期費用
- 独自ドメインなどのオプション料金
- 割引(長期契約やキャンペーンなど)
プラン毎の月額料金
レンタルサーバーの料金・価格についてはほぼ全てのサービスでプランのグレードごとに月額料金が設定されています。
グレードが高いほど利用できる機能やマシンの性能や転送できるデータ量などが増えていく仕組みです。
初期費用
加えて初期費用がかかるサービスも存在しますが、ここ数年廃止される傾向にあります。また、長期契約などの条件で無料になることが多いです。
割引について
これらの料金を基本として、長期契約やクレジットカードの自動更新を設定するなどの条件を満たすことでさらに割引価格でレンタルすることができます。また大抵はお得なキャンペーンを何かしらやっているのでそちらもチェックするとよいでしょう。
契約期間は何か月から?
また、契約期間も重要です。まずは1か月だけから使えるというサービスは少数派で通常は最初に2,3か月からの支払いが必要です。
その他のオプション
またその他料金にかかわることとしては独自ドメインがあります。
ドメインとはサイトのURLのhttps://〇〇〇/の中の〇〇〇の部分を指します。
独自ドメインとは自分で好きに決められるドメインのことです。
レンタルサーバーの契約条件やキャンペーンによっては独自ドメインが無料でプレゼントされることも多いです。
選び方を学ぶ② 初心者の使いやすさで選ぶ
ブログやWebサイト制作の初心者にとって慣れるまではその「使いやすさ」や「操作性」も大切ですよね。ただ、少し慣れてくればあまり気にならなくなる要素ではあります。
ここでは初心者が迷いやすい、次の点に絞って「使いやすさと操作性」を解説します。
- 契約時にドメイン取得やWordPressインストールができる
- 管理画面の使いやすさ
契約時にドメイン取得やWordPressインストールができる
初心者にとってまずつまずきやすいのが「ドメインの取得と設定」と「WordPressのインストール」の2つです。
この問題を解決するためにレンタルサーバー申し込みと同時に自動で設定してくれる「クイックスタート(※呼び方はレンタルサーバーによって異なる)」のような機能があります。
無駄な時間をスキップしたいという方はこちらに対応しているレンタルサーバーを選ぶとよいでしょう。半数ほどのレンタルサーバーがクイックスタートに対応しています。
ただ、レンタルサーバーとしても独自のドメインを取得するのにコストがかかることから、お試し期間が無くなってしまい料金の支払いが必須となってしまうことが多いようです。
管理画面の使いやすさ
サイトを運営していく上ではかなりの頻度で使うことになる管理画面ですが、こちらの構成もレンタルサーバーによって様々です。
基本構成としては以下のような機能から成り立っています。
- ①WordPress管理 →WordPressの設定や記事の編集
- ②会員・契約管理 →会員情報の編集や契約プラン、支払いなどの管理
- ③サーバーパネル・コントロールパネル →レンタルサーバー自体の設定
- ④ファイルマネージャー(FTP) →ファイルのアップロードなど
- ⑤Webメール →メールの閲覧・送信やメルマガ送信など
サイトを運営していくのに一番利用頻度が高いのは「①WordPress管理」だと思いますがこれはレンタルサーバーによって仕様の違いはないので基本問題ありません。
レンタルサーバー毎の違いが出てくるのは②~⑤で、それぞれの機能の入り口がバラバラであったり、わかりやすくまとまっていたりなどその使い勝手は様々です。
選び方を学ぶ③ 性能・スペックで選ぶ
せっかくサイトを立ち上げるのですから、サーバーのスペック(性能)もよいものがいいですよね?主にスペック(性能)と言う時に比較されるのが以下のようなものです。
- ユーザー毎のマシンスペック(CPU/メモリ/ディスク容量)
- ネットワークデータの転送量
- サーバーの応答速度
これらはレンタルサーバーのプランのグレードによって変動するのが通常です。
ユーザー毎のマシン性能・スペック(CPU/メモリ/ディスク容量)
共有サーバーマシンの性能の割り当て
例えば新しくPCを購入する時にCPU/メモリ/ディスク容量などのスペック(性能)を比較して購入すると思いますが、それと同じくサーバーにもマシンスペックが存在します。
パソコンの性能・スペックの考え方と違うのはレンタルサーバーは1つのマシンを複数人で共有している点です。
前述のとおりレンタルサーバーはマンションのような共有の場だと表現しました。サイト1つが部屋のようなものです。マンション全体のスペックも重要ですが一番重要なのは1つの部屋にどれくらいのスペックが割り当てられるかということです。
いくらマンション全体のスペックが高くても、そこにたくさんの部屋が存在しては1部屋あたりのスペックは低くなってしまいます。
CPUとメモリは処理速度に影響するので、値が大きいほど処理が高速になり、ページの表示速度も上がり、Webサイトに一度にアクセスできるユーザー数が増えてもストレスなく表示できるでしょう。
ディスク容量は記録できるデータ量です。普通のWebサイトでディスク容量が足りなくなることはほぼありませんので容量自体をそこまで気にする必要はないでしょう。
ただしSSDかHDDというディスクのタイプは気にする必要があります、SSDの方が圧倒的に高速です。HDDは絶対にやめておきましょう。
マシンスペックのユーザー割り当ての公開・非公開
ユーザーごとのマシンスペック(CPU/メモリ/ディスク容量)の割り当ては公開されていたり、非公開であったり様々です。個人的には公開している方が堂々としていて信頼できるなと思います。
また、マシンスペックの公開をしているレンタルサーバーもほとんどがそれを「あくまで目安」として公開しています。
そんな中でエックスサーバーだけが唯一、ユーザー毎の割り当てを「保障」しています。これはなかなかできないことです。
1つのレンタルサーバーに何人のユーザーが同居しているかどうかは全レンタルサーバーを通して非公開のようです。
注意点としてレンタルサーバー1台(マンション全体)のスペックだけを公開しているサービスもありますが(当然ハイスペック)、同居ユーザー数が非公開な以上、あまり意味のない参考情報といってよいでしょう。
ネットワークデータの転送量
レンタルサーバーの性能を見る上で「ネットワークデータの転送量」というものもあり、通常各プランごとに上限値が設定されています。これは単純にデータ通信料のことです。ネットワークのトラフィック量(交通量)などとも言います。
ユーザーがサイトを訪れて1ページ見るとだいたい数百キロバイト~数メガバイトをダウンロードすることになります。この通信料の合計の上限が設定されているということです。
実際のところはあまり厳格には管理されておらず、だいたいこれくらいを目安にしており、定められた値を大きく超えるとレンタルサーバー会社から警告が来てプラン変更や対策を求められるというのが実情のようです。
ただ、放置するとサイトが重くなったり、最悪の場合、サイト停止に追い込まれたりなったりするリスクもあるので、できるだけ大きいプランを選んだり合計量をチェックしてプランの変更などの運用をしていく必要があります。
利用中プランの転送量の上限値を超えると、自動でプランのアップグレードを行えるレンタルサーバーもあります。「wpX」「Conoha WING」がそれにあたります。
近年のレンタルサーバーは格安のプランでも十分な転送量が設定してあるので、月間数百万PV以上あるような人気のサイトでない限り、転送量で困ることはほとんどないと言えるでしょう。
おそらく月間数百万PVのサイトを運営する際、限界を超えるのは転送量ではなく「CPUとメモリ」の方に先に来てサイトが重くなりはじめるはずです。なので転送量によるPV換算はあくまで参考までに。
また外部のキャッシュサーバーなどを利用することによりレンタルサーバー内の転送量自体を(数十分の一など)大幅に減らすことも可能です。
サーバーの応答速度
ユーザー目線で言うとサーバーのページ表示速度(応答速度)も重要です。ユーザーがブラウザでページを見た時にページの表示が開始されるまでの待ち時間は何秒であったか?ということです。
これに関してはユーザー体験としても重要なのはもちろんですが、Googleがサイトの検索結果の順位を評価するのに2021年から指標としてページの表示速度使いはじめると公式に表明していることから重要になります。
この表示速度を公開したり、保証したりしているレンタルサーバーはないので、実際に筆者が測定しました。数回にわけてサーバーに対して数十リクエストしてその平均値をミリ秒で表記しています。
ただ、リクエストする時間帯や様々な要因によって測定値がズレますので100ミリ秒(ms)程度は誤差だと思って参考までに。さすがにどんな状況下でも1000ミリ秒(1秒のこと)を超えるサーバーは論外です。
選び方を学ぶ④ サポート体制や安心で選ぶ
WordPressなどでサイトを運用していくと、どうしても様々なトラブルや課題に直面することでしょう。ほとんどの方は何かトラブルが起きた時、何でも他人におまかせというわけにはいかないでしょうから、基本的には自分で発見や対処が必要になると思います。
そのトラブルの原因はレンタルサーバーなのか?自分の操作ミスなのか?WordPressのプラグインのバグなのか?最初のうち自分だけで解決することはほぼ不可能だと思います。
そんな時、レンタルサーバーのサポートやGoogleの検索結果に頼ることになります。
そういう意味でレンタルサーバーの「サポート体制」や「ネット上の情報量」はとても重要です。当然ながら契約ユーザー数や運用年数が多ければ多いほど情報量が増える傾向にあります。
サポート体制
レンタルサーバーのサポートは基本的に平日昼間の電話とメールが標準です。
メール24時間受付と書いてあっても24時間送ってもいいというだけであって、真夜中に返信がくるわけではありません。また、少数ですがチャットを受け付けているレンタルサーバーもあります。
問題が起きた時にすぐに解決できないとサイトが数日~1週間もダウンしたままなんてことにもなりかねません。初心者で心配な方はリアルタイムで連絡が取れる電話やチャットが手厚いサーバーにしてくとよいかもしれません。
ネット上のトラブルの情報量
例えば何か問題が起きた時にその内容をGoogle検索する時に検索結果にいろいろなパターン(状況)の情報が出てくることは重要です。
問題が起きた場合の検索結果の合計件数を測定してみました。今回はサンプルとしてこのようなワードの件数を調べてみました。
・「サービス名」+「wordpress インストールできない」
・「サービス名」+「403エラー」
選び方を学ぶ⑤ 無料のお試しやすさで選ぶ
料金はわかったけど、支払う前にそのレンタルサーバーがどんなものなのか、試してみないと購入なんてできない!って普通思っちゃいますよね。
多くのレンタルサーバーでは10日~15日程度の無料のお試し利用ができます。
とりあえず考えるより行動!まずは申し込んで使ってしまいましょう!
選び方を学ぶ⑥ アダルトサイト対応で選ぶ
ブログやWebサイト制作の初心者にとって慣れるまではその「使いやすさ」や「操作性」も大切ですよね。ただ、少し慣れてくればあまり気にならなくなる要素ではあります。
ここでは初心者が迷いやすい、次の点に絞って「使いやすさと操作性」を解説します。
- 契約時にドメイン取得やWordPressインストールができる
- 管理画面の使いやすさ
契約時にドメイン取得やWordPressインストールができる
初心者にとってまずつまずきやすいのが「ドメインの取得と設定」と「WordPressのインストール」の2つです。
この問題を解決するためにレンタルサーバー申し込みと同時に自動で設定してくれる「クイックスタート(※呼び方はレンタルサーバーによって異なる)」のような機能があります。
無駄な時間をスキップしたいという方はこちらに対応しているレンタルサーバーを選ぶとよいでしょう。半数ほどのレンタルサーバーがクイックスタートに対応しています。
ただ、レンタルサーバーとしても独自のドメインを取得するのにコストがかかることから、お試し期間が無くなってしまい料金の支払いが必須となってしまうことが多いようです。
管理画面の使いやすさ
サイトを運営していく上ではかなりの頻度で使うことになる管理画面ですが、こちらの構成もレンタルサーバーによって様々です。
基本構成としては以下のような機能から成り立っています。
- ①WordPress管理 →WordPressの設定や記事の編集
- ②会員・契約管理 →会員情報の編集や契約プラン、支払いなどの管理
- ③サーバーパネル・コントロールパネル →レンタルサーバー自体の設定
- ④ファイルマネージャー(FTP) →ファイルのアップロードなど
- ⑤Webメール →メールの閲覧・送信やメルマガ送信など
サイトを運営していくのに一番利用頻度が高いのは「①WordPress管理」だと思いますがこれはレンタルサーバーによって仕様の違いはないので基本問題ありません。
レンタルサーバー毎の違いが出てくるのは②~⑤で、それぞれの機能の入り口がバラバラであったり、わかりやすくまとまっていたりなどその使い勝手は様々です。
最後に
以上です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
この記事がみなさまのレンタルサーバー選びのお役に立てれば幸いです。
各社お得なキャンペーンなども積極的に実施中なので、ぜひ気になったサービスの公式サイトで最新情報をチェックしてみてください。
最後に再度レンタルサーバーまとめ表を載せておきます。