※この記事では、wpXシン・エックスサーバーとさくらのレンタルサーバーの違いについてまとめています!
初めてホームページ・ブログを作ろうとしてる方にとって、「どのレンタルサーバーにしたらいいか分からない…!」という壁に当たることがあるのではないでしょうか?
レンタルサーバーのどの部分を比較したらよいのか、分かりにくいと思います。
長年にわたってWordPressを使ってブログやサイトを運営してきた経験をもとに、この記事では、wpXシン・エックスサーバーとさくらのレンタルサーバーの違いを分かりやすくまとめてみました。
人気のエックスサーバーの最新サービスとなる「wpXシン・エックスサーバー」と、利用率ランキング第2位の「さくらのレンタルサーバー」という2つです。(1位はエックスサーバー)どちらにするか迷っている方は、参考にしていただけたら嬉しいです!
ここからは、それぞれの特徴とスペック、料金を比較していきます。
wpXシン・エックスサーバーとさくらのレンタルサーバーの特徴
「wpX シン・エックスサーバー」を運営しているのは、エックスサーバーが2004年に設立されたレンタルサーバーの会社です。さくらサーバーも2004年にできていますので、同時期にできている老舗のレンタルサーバー会社です。
wpX シン・エックスサーバーとは

wpXシン・レンタルサーバーは、エックスサーバーから2019年からスタートした、WordPressに特化して作られ「高速性」と「最新システムの迅速導入」に重点を置いたサービスです。
- エックスサーバーは安全・安定・アクセス耐性が強い
- wpXシン・レンタルサーバーは、高速・最新システムを先に利用できる
というのが大きな違いです。
wpX シン・エックスサーバーのメリットとデメリットをそれぞれ紹介していきます。
【メリット1】人気No.1のエックスサーバーと同じシステムで安心
前述のエックスサーバーと同じ運営会社が、「WordPressに特化」して作ったのがこのwpXシン・レンタルサーバーです。
サービス開始が2019年なのでこれ自体の認知度は低いですが、非常に安心して使うことができます。
【メリット2】サーバースペックが高く、表示速度が速い
独自に調査しましたが、読み込み速度は0.24秒と非常に高速でした。エックスサーバーをより高速化したものなので、表示速度が速いです。

また、こちらも「ほかのサーバーの影響を受けない」作りになっているため、自分のサイトの状態を確認しておけば、それ以外にスピードが遅くなることもありません。
【メリット3】WordPressの導入は自動!操作性が高く初心者向け
実際に使うと、wpXシン・レンタルサーバーは、エックスサーバーと比べて操作性の高さを感じました。
例えば、WordPressをインストールする際、エックスサーバーはちょっとわかりづらい管理画面で手動で対応しなければいけないですが、wpXシン・レンタルサーバーは、申込と同時に自動でインストールされるので、何もしなくて良いんです!
基本はエックスサーバーと同じなので分からないことがあっても調べればすぐわかりますし、初めてWordPressでサイトを作る方にとっては、とても使いやすいと思います。
デメリット:ほぼなし
使ってみても、他の方の口コミなどを調べても、デメリットがあまりなかったです。強いて言えば、名前がダサいという口コミが多かったです・・(笑)
さくらのレンタルサーバーとは

さくらのレンタルサーバーは、東証一部上場のさくらインターネット株式会社が運営するレンタルサーバーサービスで、2019年で15周年という老舗です。
インターネットが普及したのは2000年前後、さくらサーバーは2004年にできていますので、まさにその当時からあるサーバーサービスです。
弊社が独自調査した結果では、なんと全体の15%を超える利用率が確認できました。
【メリット1】多くのサイトが使ってる、人気No.2の安心感!
弊社が調査した人気利用ランキングで2位です。具体的には、WordPress利用サイト全体の15~20%はさくらのレンタルサーバーを利用しています。
そのため、エックスサーバー同様、利用していて困ったことがあったら調べればほとんどは解決方法がわかるという利点があります。
【メリット2】無料体験もあって、月額料金も最安値
無料期間は2週間あり、その後も月500円程度。さらに、他のサーバーは3か月更新以上であることが多いですが、さくらのレンタルサーバーは1ヵ月単位で使えるので始めやすいと思います。
初期費用はありますが、それでも十分な安さです。
デメリット:表示速度が比較的遅く、アクセスが急に伸びたときにも対処しにくい
独自調査の結果、0.8秒という結果でした。0.5秒以内であれば良いとされていますが、基準値には達していない可能性があることがわかりました。

また、最大のデメリットは、アクセスが伸びたときに対処できないことです。途中でプラン変更ができないため、突然アクセスが伸びた・伸びてきたというときに、サーバーダウンしたりしやすいためです。
また、サイトのアクセスが急に伸びた、というときは、別途月1,100円がかかります。一気に安さのメリットがなくなるので、慎重にプランを選ぶ必要が出てきてしまいます。
wpXシン・エックスサーバーとさくらのレンタルサーバーの料金比較
初期費用・月額料金を見ていきましょう。
サービス名 | 無料期間 | おすすめプラン | 初期費用 | 月額料金 | 初回支払額 | 年間契約の場合 |
---|---|---|---|---|---|---|
wpX シン・エックスサーバー | 〇(10日間) | ベーシック | 0円 | 990円(3か月払い) | 2,970円 | 10,560円 |
さくらのレンタルサーバー | 〇(14日間) | スタンダード | 1,048円 | 524円 | 1,572円 | 5,238円 |
- さくらのレンタルサーバーの方が、初期費用も月額料金も安い
という違いがあります。料金だけを見たらさくらのレンタルサーバーが圧勝ですね…!
wpXシン・エックスサーバーとさくらのレンタルサーバーのスペック比較
最大の違いは、アクセスが伸びたときの対応です。
さくらのレンタルサーバーは、アクセスが急に伸びても対処できません。途中でプラン変更ができないため、突然アクセスが伸びた・伸びてきたというときに、サーバーダウンしたりしやすいためです。
サービス名 | wpX シン・エックスサーバー | さくらのレンタルサーバー |
---|---|---|
おすすめプラン | ベーシック | スタンダード |
初期費用 | 0円 | 1,048円 |
月額料金 | 990円(3か月払い) | 524円 |
CPU | 6コア | 4コア |
メモリ | 8GB | 18GB |
ディスク容量 | 300GB | 100GB |
転送量目安 | 900GB/日 | 700GB/日 |
MySQL | 無制限 | 50個 |
WordPress簡単自動インストール | 〇 | 〇 |
WordPressクイックスタート | 〇 | 〇 |
独自ドメイン永久無料特典 | 〇 | × |
オートスケール機能 | × | × |
マルチドメイン | 無制限 | 200個 |
サブドメイン | 無制限 | 無制限 |
無料独自SSL | 〇 | 〇 |
WEBサーバー | nginx | nginx + OpenSSL |
PHPバージョン | PHP8/PHP7 | PHP8/PHP7/PHP5 |
HTTP/2 | 〇 | 〇 |
脆弱性対策(WAF) | 〇 | 〇 |
自動バックアップ |
〇 過去14日分保持 / 無料復元 |
〇 最大8世代前まで |
アダルト | × | × |
サポート | メール:24時間365日(24時間以内返答) / 電話:平日10時~18時 | メール:24時間365日(24時間以内返答) / 電話:平日9:45~18:00 |
またその他の違いとしては、CPUとメモリがさくらのレンタルサーバーの方が少なく、全体的にサーバースペックが多少見劣りします。
また、独自ドメイン特典はさくらのレンタルサーバーにはありません。
独自ドメイン無料特典とは?
そもそも独自ドメインとは、自分で好きな文字列を指定して取得するオリジナルのドメインのことです。独自ドメインは、年毎に更新して使い続けることができます。(例:http:s//〇〇.jp)
また、「〇〇@〇〇.jp」というホームページやブログのメールアドレスとしても利用することができます。
独自ドメインを持っていると、メリットは大きく2つあります。
- ①ドメインにブランドイメージを持ってもらいやすい
- ②サーバーを引っ越しても同じドメインを使用できる
①のブランドイメージはわかりやすいと思います。
ただ実際に影響があることとしては、②の方が大きいかもしれません。もしサーバーサービスについている共有ドメインを利用するとしたら、サーバーを引っ越す際にドメインも引っ越す必要があります。
そうすると、ドメインに積み重ねた信頼性を失うことになるためSEOの効果がかなり下がってしまいます。また、メールアドレスとして使っていた場合変更しないといけないんです。
そのため、独自ドメインの方がいいと言われているんです。
「独自ドメイン」は、一般的に年数1,000円かかるのですが、「独自ドメイン無料特典」と書いてある場合、その独自ドメインを無料で提供してもらえるということです。
提供してもらえる期間は「1年間」「永久」など様々ですが、その後にドメインだけを更新することもできますので、安心ですね。
ただ、「独自ドメイン無料特典」がなくても、ドメインサービスを使って購入すれば使えるので、安心してください。あくまで「無料特典」というメリットです。
目的別レンタルサーバーの選び方
wpXシン・エックスサーバー向きの人
wpX シン・エックスサーバーは、エックスサーバーと同じシステムを使っているため、そのためかなり安全ですし、安心して利用できると思います。
そのため、wpXシン・エックスサーバーがおすすめの方は、
- 【質を重視】したい方
- 企業などの利用でチャレンジはしたくない方
- ブログなどで大きく流入数を増やしたい方
さくらのレンタルサーバー向きの人
「さくらのレンタルサーバー」は、wpXシン・エックスサーバーと比較して圧倒的に安いことが特徴です。
そのため、さくらのレンタルサーバーがおすすめの方は、
- 【安さを重視】したい方
- 個人の利用などで多少リスクがあっても良い方
- お店のホームページなどそこまで流入数が多くない方
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます!
他のサーバーと比較した記事も書いていますので、悩んでいる方はぜひ参考にしてください。


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