大量のレシートをScanSnapでスキャンし自動でfreee連携
この記事では大量のレシートや領収書をスキャンしてクラウド会計ソフト「freee」に自動アップロードしデータ化するまでの方法を解説します。
一度覚えておくと以下のように何にでも使える非常に便利な方法です。
- 会社の決算・経費精算
- フリーランスの確定申告
- 家庭で家計簿をつけるため
また設定を1つ変えるだけでfreeeだけでなくマネーフォワードクラウド会計や弥生会計など、他のクラウド会計ソフトに変更もできます。
なぜfreeeにアップロードするか
freeeは鉄板の超人気のクラウド会計ソフトです。
データのアップロード先がなぜfreeeなのか?それはズバリ「レシートや領収書などの画像読み取り精度のずば抜けた高さ」です。
大量のレシート・領収書のデータ化をするには自動でスキャンデータ画像の内容をテキストデータに変換する際の「読み取り精度」の高さが不可欠です。
純正のScanSnapの読み取り機能は不正確でとても使い物にならないので、どこか別サービスとの連携が必須になります。
freeeはその制度の高さが圧倒的に秀逸なのです。これを利用しない手はありません。
レシート・領収書の読み取り精度の比較
主要なクラウド会計サービスの読み取り精度の比較です。
サービス名 | 評価 | メモ |
---|---|---|
freee | ★★★★★ | 超秀逸。金額などはほとんどが正確に読み取れる。 |
MFクラウド | ★★★ | 読み取り精度はまずまず |
弥生オンライン | ★★ | あまり読み取れない |
ScanSnap | ★★ | あまり読み取れない |
事前に必要なもの
レシートのfreee連携の実現には事前にいくつか準備が必要になります。
- freeeサービスの登録
- ScanSnap本体の購入
- ScanSnapのセットアップ
freeeサービスの登録
無料から使える会計ソフト「freee(フリー)」への登録が必要です。
freeeの登録はこちら
freeeの有料プランへの加入
個人向けも法人向けも、月5件以上の画像からの自動データ取得には有料のプラン登録が必要になります。
個人ならスタンダード以上、法人は有料プランならどれでも大丈夫です。
手順については例として個人の場合のプラン加入について説明します。
右上の現在のプラン名をクリックします。
スタンダードを選択。
支払い情報を入力して申し込みます。
ScanSnap本体の購入
ScanSnapは超高速にスキャンできる鉄板の人気スキャナーです。様々なクラウドサービスと連携することができます。
スキャナーとしてCloud機能が使えるSnapScanシリーズの本体のいずれかが必要です。
ScanSnapシリーズの購入はこちらから。
ScanSnap Cloudが使える主要シリーズ。
※メーカーのPFUは2022年に富士通の子会社からリコーの傘下になっています
ScanSnapのセットアップ
購入後は簡単なセットアップが必要です。
ScanSnapとfreee連携の設定
事前準備が出来たら、実際の設定にうつります。
ScanSnapとfreeeの自動連携をします。
ScanSnapHomeを起動する
設定>スキャン設定
新規プロファイルの追加アイコンをクリック。
※プロファイルとはスキャン設定1つ1つのことです。
左のメニューからテンプレート(元設定)を選びます。
ここでは「クラウドで経費精算や会計業務」を選択。
サービス名からfreeeを選択します
freeeの認証画面が表示されるのでログインして許可します。
元の画面に戻りfreeeの中の事業所をデータの送信先として指定します。
ここまで出来たら追加。
これでプロファイルの設定は終了です。
スキャン画面にプロファイルのタブが新しく追加されました。
実際にレシート・領収書をスキャンする
ここまで出来たらあとは簡単です。
- ①ScanSnapの電源を入れる。
- ②PCを開いてScanSnapに接続(※WifiでOK)
- ③スキャン画面で先ほど作ったプロファイルを選択する
- ④レシート・領収書ををセット
- ⑤大きな青い「Scan」ボタンを押す
スキャンしたレシート・領収書データはfreeeの
取引>ファイルボックス
にアップロードされています。
日付や金額も正確に読み取られています。
ここまで出来たらあとは取引登録するなどして処理していくだけです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
この方法を使えば期末や月末に大量のレシートや領収書の手入力地獄から解放されます。
ぜひ試してみて下さいね!
最後に記事中で紹介したリンクを再度貼っておきます。
freeeの登録
freeeの登録はこちら
ScanSnapの購入
ScanSnapシリーズの購入はこちらから。
ScanSnap Cloudが使える主要シリーズ。
※メーカーのPFUは2022年に富士通の子会社からリコーの傘下になっています
【応用】名刺管理も自動化
この方法と同じように大量の名刺管理を自動で行うこともできます。こちらの記事をご覧ください。